このままの生き方をした延長線上には、何があるのか?
本当に、その人生が1番楽しい人生なのか?
今回は、「このままでいいの?誰かの人生から自分の人生へ 岩田麻央 著」の紹介をしていきます。
現在、人々の生き方・働き方が大きく変わろうとしています。
どのように生きればいいのか?というのが、分からない時代なのです。
よって今必要とされるのは人生とは何か?このままの人生でいいのか?という根本的な問いかけに戻ることです。
この本はこの時代を生き抜くための羅針盤としての役割を果たすものです。
キャッチフレーズは、あなたの人生を一緒に考えて答えを作り上げていく本です。
その中でも、人生をマックス楽しむ。
これをメインに説明します。
この本を読むと人生が楽しくなる、生き方が変わる、夫婦関係がいい感じになります。
このままでいいの?
まず何よりも重要なのは、自分の人生が本当にこのままでいいのか?ということです。
このまま今までと同じように、朝起きて出社して、夜遅く帰ってきて寝て、休日にレジャーに行き、というのを一生繰り返す生活です。
何年も同じ仕事をして、同じ場所に住み、同じ遊びを繰り返します。
私達は気付くと、ずっと同じような日々を送っているのです。
これが本当に自分が望んだ生活だろうか?
これが自分が思い描く限りの最高の人生なのか?
このままの生き方をした延長線上には、何があるのか?
これらをしっかり考えることが大事です。
このまま進むと、2年後は今いる会社の先輩のような人生になり、5年後は会社の課長のような人生になり、10年後は会社の部長のような人生になるのです。
会社勤めをしていると、自分の将来を、会社の先輩方を通してイメージしやすいです。
重要なのは、その会社にいる先輩の人生が、自分の理想の人生と一致しているかどうかです。
課長のような人生を送りたい、部長のようになりたい、であればこのまま何も変えない方がいいです。
どの生き方が正しいかどうかではなく、どの生き方が好きかどうかなので人それぞれになります。
でももし今向かっている方角の先に、自分の理想の生活が無いならなるべく早く方向転換しなければなりません。
船の針路がずれていると、毎日目的地からどんどん外れていくだけです。
そこまでワクワクしない未来に毎日大きく近づくよりも、ワクワクが止まらない未来に毎日本能少しでも近づく方がよっぽど良いのです。
この自分の理想の未来に進んでいない状態は自分の時間じゃなく誰かの時間を生きているのと同じです。
毎日早起きして誰かの一日誰かの人生を生きているのです。
だから毎朝ネガティブな感情になります。
出勤前に嫌な気分になるのは「自分の人生を生きていないですよ」という体からの超わかりやすいサインです。
自分の人生を生きるには、自分が本当にしたい生活に毎日向かわなければならないのです。
自分らしく生きるためには、今の時点で想像しうる限りの一番楽しい人生に向かって、毎日進むも必要があるのです。
誰かに強制される人生、誰かの顔色を伺う人生、誰かに認められる為に演じる人生、本当の自分を隠す人生これらもう止めにしてはどうでしょう?
自分の本当にやりたいことをしないで生きていくことは、自分にも周囲にも嘘をつき続けて生きることになります。
自分に正直に生きていない者同士の間には、本当の人間関係もないし、本当の人生もありません。
自分に正直に生きることでしかあらゆる 人生のリアルは経験できないのです。
人生の本当の意味を自分に嘘をついている限り、分かりません。
だからプレゼントされた、たった一度きりの人生、もう自分に嘘をつくのは止めてみてはどうでしょう?
自分自身にぜひもう一度、次のことを問いかけてください。
本当にこのままの生活が一番楽しいだろうか?
「そうは言っても人生なんてこんなもんでしょ!みんな辛いながらも我慢して暮らしているよ」と思うかもしれません。
そこで次のポイントです。
人生は本来もっと楽しい。
著者は学生時代にバックパッカーをしたり、会社員を辞めてアフリカで2年間ボランティアをしたりと、世界各30カ国以上を周って次のことに気づいたそうです。
地球は豊かで、人生とは本来もっと楽しいもの。
壮大な宇宙で対応が毎日エネルギーを放出して、地球が誕生し、動物や植物が育ち、私たちが生まれました。
私たちはとても神秘的で豊かな世界に生きているのです。
本当はこんな壮大な世界に生きている私達の人生がつまらないわけがないのです。
世界には、モルディブの綺麗な海もあるし、モンゴルをゲルに泊まって眺める満天の星空もあります。
アイスランドにはおもちゃ箱のような街並みがあるし、アフリカには私たちとは全然違う環境で暮らす人たちがいます。
このような場所を転々しながら、仕事をすることだってやろうと思えば今はできる時代なのです。
例えばタイの離島で綺麗な海を見ながら仕事をするのもOKです。
あなたが出勤するのは、きれいなビーチやオシャレなプライベートプールです。
日本の満員電車と違って、下を向いて歩いている人など一人もいません。
みんな笑顔です。
何の仕事をしてもいいし、どこに住んでもいい。
地球全部を使って人生を遊んでOK な時代なのです。
こんな時代に生まれた私たちの人生がつまらないわけが無いのです。
もっと違う生き方があることをただ想像すればいいのです。
つまらないと感じるのは目の前のことしか見えていないからです。
私達は大人になるにつれ、思考にいつのまにかガチガチに制限がかかってしまっているのです。
地球上には、楽しいことが無限にあるのに、狭い視野でしか物事を考えられなくなっているのです。
社会に適合して生きていくことで、いつのまにかレールの上しか走れないようになり、どんどん視野が狭まっていったのです。
言い換えると、環境に洗脳されて一定の枠の中でしか考えられなくなってしまっているのです。
視野を広げるためにはある意味ちょっとした社会不適合者になる必要があるのです。
子供時代のような想像力を復活させて、思考を蚊帳の外に飛ばさないといけないのです。
色々と豊かに想像できる人は色々とぶっ飛んだ経験をして豊かな人生を生きることができます。
想像力の幅が人生の幅です。
同じ場所に住み、同じ人と会い、同じ事を何年もしていると、「別の可能性」「別の人生」というものを想像できなくなってくるのです。
でも少し視野を広げると、本当は様々な生き方があるのです。
私達は本当はもっと自由に何でもできる世界に住んでいるのです。
考え方飲んでミッターを外して、もっと「地球全部を使ってMAX遊んでやる」という気持ちが大切です。
決して嫌々朝早く起きたり、夢をあきらめで妥協することが、人生なのではありません。
人生とは、あなたが「やりたいことを全部やり」「最大限に楽しむため」にあるのです。
ここで一つ自分自身にこう問いかけてみてください。
5年前と同じ場所に住み、同じような仕事をして同じような人と遊んでいないだろうか?
もし5年前から何も変わっていないなら、視野が狭まっている可能性があります。
環境が考え方に与える影響はとても大きいのです。
視野を広く持ち、球規模で楽しむことを意識してみましょう。
もっと人生を楽しむことを自分に許してあげるのです。
ちなみにイーロン・マスクやジェフ・ベゾスのような人は、宇宙規模で遊ぶことを考えています。
繰り返しですが、想像力の豊かさが人生の豊かさです。
「確かに自分一人なら自由に生きていこうと思うんだけど、奥さんには何て言えばいいんだろうなぁ~怒られそうだな~」と思うかもしれません。
そこで次のポイントです。
夫婦ノート。
著者は夫婦ノートというものを使っています。
これが優等生サラリーマンから独立して、家族で石垣島に住みながら「夫婦ノマド」として活躍するきっかけになったそうです。
もっと自分たちらしく生きる人生にするための夢や目標を書いていくノートです。
言うならば「家族のビジョン」「理想の暮らし」が書かれたノートです。
「私の想像しうる限りの最高の人生はこれよ」「俺はこんな人生ならめっちゃ楽しいぜー」というのを、お互いにバンバン書いていくのです。
チームで動くには、共通のビジョンをハッキリさせるのが何より大事です。
家族でもカップルでも、チームとしてどこに向かっているのか?をメンバー全員がちゃんと理解をしていなければならないのです。
これをお互いに理解しておくことで不安やすれ違いも解消されて、初めて相乗効果が生まれ出すのです。
相乗効果、つまり1+1が2以上になっていく状態です。
自分の夢を叶えることで、パートナーの夢も叶えることができるので喜びやワクワクも倍増します。
ノートのルールは3つあります。
1つ目、ノートに書いた願望は力を合わせて全て実現する。
2つ目、欲張ってOK これいけるかみたいなぶっ飛んだ夢もバンバン書いていく。
実は想像してみてワクワクするなら達成可能な目標である可能性が高いのです。
3つ目達成するために何をすれば良いかを毎日確認することです。
このノートはリビングに置いて、何か思いついたら、そのたびにノートにどんどん書き出していきます。
よく目にする場所に置いてちょくちょく確認するのがポイントです。
毎日目標について見たり考えたりすることで、信念が書き換えられて願望が実現する可能性が大きく上がるのです。
夫婦ノートを作り、ちょくちょく確認することで、2人の夢のような未来の暮らしというのが、そのうちハッキリとイメージできるようになってくるのです。
このことは、相手をより理解することにもつながるので、夫婦関係も良くなっていきます。
この会話だけでは伝わらないことを文章にするというのが大事です。
ついつい会話だと家族のビジョンなどについて話し合っても、恥ずかしくてハッキリとは夢を語れなかったり、本気だと捉えられずに流されたりします。
だから夫婦ノートにしてお互いに文章にすることが大事なのです。
著者の場合も奥さんは昔から海沿いの暖かいところに暮らしたいと話していたそうですが著者は流していたそうです。
どうしても達成したい本気の願望とは思っていなかったのです。
つい会話だとスルーしてしまいがちになります。
このように会話ではうまく伝わらない事があるので、夫婦の理想の暮らしをノートに明文化するということが大切なのです。
夫婦ノートというものを用意して、自分の気持ちが素直に伝えられるようにするのです。
お互いに何を目指していて何に価値を置いているのかを知ることはとても重要なのです。
生きてく上での価値観の優先順位を、夫婦間で知っておくと深い相手理解ができるようになります。
これらを知ることで理想の未来に向けて、力を合わせて一緒に生きていくことができるのです。
ここで一つ自分自身にこう問いかけてみてください。
お互いがイメージする夢のような暮らしを実現するために今日私は何をしたのか?
もし、自信を持って答えられないのであれば、一緒に生きていく人と最高の人生を作るためにどうしたらいいのか、というのをノートに書きましょう。
「でも、こういうのを色々やっても、なかなか行動できないんだよなぁー」というのは、僕もよ~くわかります。
私も完全にそうです。
そこで次のポイントです。
5日間の猶予
即行動できない人に対して著者がオススメする方法は、自分に5日間の猶予を与える、という方法です。
簡単に言うと、5日間で何でもいいから一歩を踏み出すという方法です。
5日間の流れです。
まず1日目、進みたい方向性将来の理想の状態などを決めます。
2日目、理想とする状態を既に達成している人を3人見つけます。
3日目、その人たちのことについて調べます。
4日目、今すぐに自分が踏み出せるところを決める。
5日目、一歩を踏み出す。
ざっくり言うと5日間で理想の状態に向かってほんの少しでも行動すればOKなのです。
とにかくまずいのは理想の生活があるのに、それに向けて何も行動をしないことです。
最初の一歩さえ踏み出せば、自分には何が足りないのかなどが分かって、モヤモヤしていた夢に向かう道筋がよりハッキリと見えてくるのです。
目標に向けて調べたり、勉強をするにしても、自分には何が足りないのかが分からないと、勉強の効果も薄いです。
とにかくまずは動いてみないと、何をどうすればいいのかが何も見えてこないのです。
この将来やりたいことを今すぐとりあえずやってみるというのが超重要です。
別の言い方をすれば順序を間違っていませんか?ということです。
行動に移す時の順序が逆な人がほとんどなので、ここは大事なポイントです。
私もよく犯すミスです。
英語話せるようになってから海外へ行こう。
動画編集をきちんと習得してから、ユーチューバーになろう。
勉強して資格を取ってからビジネスを始めよう。
人脈を作ってから独立しよう。
この順番だと、一生始められないまま人生が終わる可能性があるのです。
要はちゃんとした状態になってから、物やサービスを売るのではなく、まず売れに出してから、色々と修正するのが正しい順番だということです。
このようにまず始めることが一番大事です。
理想の生活に向けて何かをやり始めるのは、明日からではなく今この瞬間です。
即やるのが、あなたにとってベストなタイミングなのです。
最初の一歩歳踏み出せば後は実際「何とかなる」もんです。
私にはまだ早いと思っているなら反対です。
すでに遅いのです。
手探りでもいいから今始めること、これ以外に人生を変える方法はありません。
そして完全主義は絶対NGです。
チャレンジする人なら、誰でも必ず何回も失敗するのです。
だから今すぐとりあえず行ってみて、まずは失敗することが大切です。
早めに何回も失敗することであなたは急速に成功に近づいていくのです。
ここで一つ自分自身にこう問いかけてみてください。
行ってみたい国や住んでみたい国はあるだろうか?
なぜまだそこに行っていないのか?
想像するだけでワクワクするような遊びはあるだろうか?
なぜ今すぐその遊びをやってみないのか?
頭の中にある楽しそうなことを片っ端からすぐやっていくように心がけると、世界が急速に広がっていくし、人生もめちゃくちゃ楽しくなっていくのです。
地球は豊かで人生とは本来もっと楽しいものなのです。
おさらい
このままでいいの?
このまま進むのが一番楽しい人生かどうかを自問する。
このままの生き方をした延長線上には、何があるかをイメージする。
自分の一番の理想に進んでいない状態は自分の時間じゃなく誰かの時間を生きている。
出勤前に嫌な気分になるのは「自分の人生を生きていないですよ」という体からの超分かりやすいサイン。
本当にやりたいことをしないで生きていくことは、自分にも周囲にも嘘をつき続けて生きることになる。
自分に正直に生きていない者同士の間には、本当の人間関係もないし、本当の人生もない。
人生は本来もっと楽しい地中は豊かで人生は本来もっと楽しいもの。
こんなに壮大な世界に生きている僕たちの人生がつまらないわけがない。
何の仕事をしてもいいし、どこに住んでもいい、「地球全部を使って人生を遊んでOKな時代」
地球上には楽しいことが無限にあるのに、狭い視野でしか物事を考えられなくなっている。
「想像力の豊かさ」が「人生の豊かさ」
同じ場所に住み、同じ人と会い、同じ事を何年もしていると、「別の可能性」「別の人生」というものを想像できなくなってくる。
人生とはやりたいことを全部やって最大限に楽しむためにある。
夫婦ノート。
夫婦でお互いに想像しうる限りの一番楽しい生活を書いていく。
想像してみてワクワクするなら達成可能な目標である可能性が高い。
ノートのルール。
1、ノートに書いた願望、力を合わせて全て実現する。
2、ノートに書く願望は欲張ってOK。
3、達成するために何をすべきか毎日確認する。
夫婦ノートは相手をより理解することにもつながるので、夫婦関係も良くなる。
5日間の猶予。
将来やりたいことに向けて今すぐとりあえずやってみるというのが超重要。
最初の一歩歳踏み出せば、自分には何が足りないのかが分かり、夢に向かう道筋がハッキリ見えてくる。
完璧な状態になってからサービスを始めるのではなく、まずサービスを始めてから色々と修正する。
物事をやり始めるベストなタイミングは、いつも今この瞬間。
手探りでもいいから今始めること、これ以外に人生を変える方法はない。
人生とは本当はもっとハッピーでもっと楽しいもの。
最後に
「本当に生きる」ためには、自分が「想像しうる限りの一番楽しい人生」を目指すことが大切です。
そしてもしその夢に向かって夫婦で協力できたなら、例えあまりお金が無くても二人で力を合わせて、夢に向かっていること、それ自体に毎日幸せを感じることができます。
一緒に最高の人生を目指している、このことが毎日で大きな喜びをもたらすはずです。
本当の人生とは夢を実現した瞬間ではなく夢に向かう、その過程にあるのです。
とても面白い本なのでぜひ買って読んでみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。