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潜在意識とは

 

最近は潜在意識という言葉を良く聞くようになりました。
しかし潜在意識は何か? と聞かれたら答えられない人も多いのではないでしょうか。
そこで潜在意識(無意識とも言います)についてわかりやすく解説したいと思います。

 「人が普段使えてない潜在意識は九割以上」などと聞いたことがあっても、実際どうやって潜在意識を自在に使えるようになるのか、それって難しいんじゃないの?などと感じる人もいるかと思います。

実は潜在意識というものは、誰でも持っているものなのです。今自分で意識できる自分とはもう一人の本能的な自分といえます。
潜在意識を使いこなすとあなたが想像する願望実現・成功・幸せに近づきます。

 

 

潜在意識とはそもそも何?

 潜在意識と聞くととても難しく思うかもしれませんが、簡単にいうとつまり、人間に備わっている本能的な無意識の領域のことです。 

人間には大まかに二種類の意識が存在していて、ひとつは普段意識している「顕在意識」というもので、もうひとつは「潜在意識」といわれる深層心理の奥深くに存在していて、普段は認識することは難しい意識のことを指します。

 

そして普段人間が認識できている「顕在意識」とは全体でわずか10~20%程しか占めていないのです。潜在意識を普段まったく感じずにいる私たちにとって、潜在意識を活用できればその影響力はとても大きいのです。

これらは心理学的見解によるものですが、もう少し詳しく顕在意識と潜在意識について説明していくために脳科学の観点から解説していきたいと思います。

 

 意識というのは、体の中の器官に存在しているわけではなく、いわゆる脳内で整理統合された情報の集まりといえます。

古代ギリシャ時代から心はどこにあるのか?という問題について考えてきていますが、どうしても目に見えない分、意識の話というのは抽象的になってしまいがちです。

 

なので心理学的アプローチの方が比較的分かりやすいとも思うのですが、今回は潜在意識というのが具体的に脳内のどの部分にあたるのか?ということを説明していきます。

あくまで現段階での脳科学者の研究による了見ですので、そこはあらかじめご了承ください。

 

 まずは心理学でも認識しやすいとされる顕在意識について考えていきます。人間が頭でなにかを考えるとき、脳の表面にある大脳新皮質といわれるところで情報を処理しています。

この大脳新皮質と言われる部分は、大きく分けると四部位に分かれ、それぞれの部位が情報処理を行い、思考できるようになっています。

哺乳類のみに存在しているといわれ(一部違う説もあります)、生物が進化してきた過程の中で最も新しい機能だと言われ、多くは知能の高い動物にみられます。

 

次は潜在意識についてみてみましょう。

潜在意識は脳の中央部にある小脳の一部で情報が処理されて、主に感情や反射的な行動を指示する器官となってます。

この小脳がある大脳辺縁系と言われる部分ですが、古代より爬虫類や魚類にも存在しているといわれ、生物に存在する器官の中で比較的古い部位になります。

 

そして小脳は運動に関する感覚などを記憶することもでき、例えば自転車のように、小さいころ一度自転車に乗れるようになれば大人になっても乗ることができます。

そして仮に自転車の乗り方を忘れてしまったり、極端な話何らかの原因で記憶喪失になってしまった場合でも、小脳に記憶されていれば(覚えていなくても)前よりもスムーズに習得することができるのです。

 

それは大脳の神経細胞というのが約150億個存在するのに対し、小脳にはその6倍以上の1000億個もの神経細胞が存在しており、その分まだ解明されていない機能を秘めているのかもしれません。

顕在意識と潜在意識についてまとめてみると、顕在意識というのは大脳新皮質で情報処理され生まれた論理的で理性的な意識で、潜在意識は大脳辺縁系と小脳による本能的な感情や体感的な記憶をつかさどる意識といえます。

  先ほども例に出したように、自転車に乗れるようになると、頭で「まずは右足でこいで次は左足を・・・」などとわざわざ考えないと思います。

つまり習慣化された日常的な行動というのは、すべて小脳に記憶され潜在意識で出来るようになっているのです。例えばダイエットをしたいと思っていても、ついついいろいろ食べてしまい体重が減らないという場合、日常の行動がすべて小脳に伝わり潜在意識の中でダイエットしたくないと考えてしまい、なかなかダイエットを成功させることができないのかもしれません。

 

もう少し抽象的な話をすると、人生には数多くの選択肢があり、私たちはどちらがより幸せな道かという選択をしています。

にもかかわらずなぜ自分で不幸を招くような自滅的な生活を送ってしまうのかというと、それも日々の習慣化された行動が転じてより悪循環してしまうからです。

人間頭ではみんな幸せになりたいと思っているのに(幸せの定義は人それぞれだと思いますが)それとは真逆な行動をしてしまう人がいるのは潜在意識による影響があるのかもしれません。

そしてこれらはあくまで無意識のうちにしてしまうことなので、自分で気づくことが出来ず悩んでいる人は多くいるのかもしれません。

 

 

潜在意識にどう記憶が定着していくのか?

 人間の人格や性格などは、遺伝子によってあらかじめある程度決められた先天的なものと、生まれ育った環境など後天的な要因の二つによって形成されているといわれています。

潜在意識というものはこうして成長する過程で経験したことや考えてきたことなどが積み重なって、自分の思考の偏りやクセなどが無意識に定着していくことで形成されていくのです。

さらに潜在意識を形成するのが必ずしも実体験だとは限らず、例えば本を読んで感銘を受けたり、ホラー映画を見て恐怖を覚えるなど、小脳に記憶されるほどの感情によって風呂に入るとき鏡が見れなくなったなどという情報(思い癖)として定着していくのです。

こうして潜在意識に定着した記憶の情報というのは、人生の様々な場面で大きな影響を及ぼしていきます。

潜在意識で物事をポジティブに考えられる人はいつも明るくいられ、逆にネガティブな情報を記憶しやすい人はネガティブな思考をしてしまいます。

 

 ここで問題なのが、前向きでポジティブな目標を掲げても続かないなどということがありますが、それは自分の意識(顕在意識)と潜在意識が一致していないため起こるということがあります。

ポジティブな人がポジティブな目標を持つ分には問題ありませんが、顕在意識と潜在意識でずれが生じてしまった場合、気づかないうちにストレスをためてしまいます。

思うようにいかないなどと思っているときは、潜在意識の働きによるものだと自分で気づけていないからなのです。

何か叶えたいと思う目標があったとき、この潜在意識とのずれが原因で不本意な結果を招いてしまうかもしれません。

 

 ではこの二つにずれが生じてしまう原因はいったい何なのでしょうか?それは顕在意識との目標の差が原因です。

顕在意識では「何か新しいことにチャレンジしたい!」と願っても、潜在意識ではこのままでいたいと思っています。つまり潜在意識は常に現状維持することが目標なのです。

その理由は主に生物の本能としてそれが一番生存確率が高いからだと言われています。

新しいことにチャレンジするということは新たな学びや経験を得られるとともに、非常にリスクの高い行為ともいえます。

その点現時点問題なく生きていけているなら、潜在意識の中ではリスクを負ってまで新しいことをしたくないと思っているのです。

かつて人類が狩りをして生きていたころは飢餓、災害、獣など数々の危険があり、新しい土地に移って開拓するということはとても危険の伴う行為でした。

その記憶が本能としていまだに残っているのです。人間というのは動物の進化の歴史の中では比較的短い期間で脳が発達し論理的思考というものを身につけましたが、本能的な潜在意識というものはそれよりもはるかに長い歴史があり、その潜在意識を現在の生活に利用できればとてつもなく大きな影響を及ぼすことになるのです。

 

潜在意識を変えて夢をかなえる方法

 先ほど顕在意識と潜在意識とのずれが生じるとうまくいなかいということを説明しましたが、では一体どうすれば潜在意識を変えてずれをなくすことができるんでしょうか

潜在意識を書き換えるのに大事なのは、事実や実体験は全く必要なく、嘘の情報でも潜在意識を書き換えることができるのです。

具体的にどうするのかというと、一番有名なやり方はアファメーションといわれるものです。

これは一種の暗示のようなもので、潜在意識を変えるには非常に有効といわれていますが、顕在意識がネックとなる場合があります。

例えば頭の中で「私は毎日楽しい」と言ったとします。すると潜在意識はそれが嘘か真実かはわかりませんが、顕在意識ではそれが嘘だと分かってしまうのです。

ではその顕在意識と潜在意識両方に情報を上手く届けるにはどうすればいいのでしょうか?次は具体的な方法を説明していきます。

  • ポジティブな内容を何度も口に出して言う
  • 顕在意識に阻害されない状況下で行う
  • 顕在意識では理解できないような情報を刷り込む

 人間の脳はどんな内容でも繰り返し1500回ほど言われると信じてしまうという研究があります。つまり顕在意識がだんだん麻痺して根負けするまで何回でも繰り返し自分にポジティブな暗示をかけるのです。

次に2番ですが、これは昼間活動している間は脳が活発に情報処理をしていますが、寝る前など夜リラックスしている時は脳が休息をとるためにあまり働かない状態になります。

なので夜寝る前にアファメーションを行うというのは非常に効果的で、近年ではシータ波誘導音楽というのもアファメーションの質を高めるのに有効なようです。

最後に三番の顕在意識では理解できないような情報、とありますが、これはソルフェジオ周波集などの非言語情報のことを指します。これはサブリミナル効果があり顕在意識をすり抜けて潜在意識まで情報を伝えてくれるとても優れたツールです。

 今回は顕在意識と潜在意識がどう恋愛や人生を変えてくれるのかということについて解説いたしました。人が自分で認識できる顕在意識というのは意識領域の中のわずか10%ほどで、残り90%の潜在意識が私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。

顕在意識と潜在意識のずれの原因として、潜在意識の目標というのが現状維持にあるがため、なにか目標を叶えたいという思いを妨げてしまうことがあります。

これらを解決するためには潜在意識を新たな情報によって書き換えることが大事で、アファメーションやサブリミナル効果のある音楽といったものを聞くことにより潜在意識を変えていくという方法が効果的です。

 

 

 

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