「小さいことにくよくよするな」
リチャード・カールソン 著の紹介をします。
この本には、悩まずに良い気分で毎日過ごすコツが書かれています。
穏やかに生きる
穏やかに生きる事が重要です。
どのような人生が一番幸せか。
お金持ちになっても、結婚しても幸せは手に入らないのです。
ずっと幸せな気持ちでいる人は幸せな人生です 。
ずっと幸せな気持ちとはずっと穏やかな心でいる事です 。
つまり幸せな人生を歩みたいなら
穏やかな心でいる事に努力を向けるべきです 。
毎日頑張るべきなのは穏やかな心でいようとする事です。
幸福を求めているのに
がむしゃらにお金を稼ぎにいったりするのは
間違っています。
幸福になりたいなら幸せな気持ちでいる事
そこに努力を向けなければいけません。
穏やかに生きるには2つのルールがあります。
1つ目、小さいことにクヨクヨするな。
2つ目、全ては小さな事だ。
この二つです。
小さい事にクヨクヨするなと、全ては小さな事だ。
つまり流れに抵抗せず流れに
身を任せる姿勢が大切なのです。
小さな事にクヨクヨしなくなると
あるがままの現実の抵抗なく
受け入れられるようになるのです。
問題に抵抗する代わりに手放すのです。
手放す事が重要です。
問題を手放す癖をつけましょう。
苦しみが生じる時にそこには必ず執着があるのです。
変えられるものを変え
受け入れがたきを受け入れ
その違いがわかる知恵を手に入れる事が大切です。
あなたの仕事は誰かがやる
続いてあなたの仕事は誰かがやる
という事です。
あなたが死んだ後あなたの仕事は
誰かがやってくれます 。
ほとんどの人は毎日朝早く出社して夜遅くまで働き
家族とゆっくり楽しむ時間もないのです。
予定が埋まっていて忙しいのは成功の証
などと言われています。
しかし、あなたがどんなに忙しく
責任重大な仕事をしていようと
自分の幸せと愛する人達の幸せが何よりも重要です。
大事なのはビッグな仕事をしていることではありません 。
自分が幸せかどうかそれが大事です。
世間で言われている
偽の成功、偽の幸せに惑わされないようにしましょう。
世間には偽の成功や偽の幸せが溢れています 。
後世に名を残すような偉大なことをやって
何が幸せなのでしょう?
あなたが死んだ後にチヤホヤされても死んでいるので
幸せもクソもありません。
予定がびっしり詰まっていて
自分のやりたいことをゆっくりできていない人も
成功者ではありません。
予定がびっしり詰まっていて
忙しそうにしているとは成功者ではないのです。
あなたが死んでもやりかけの仕事は残ります。
やりかけの仕事はあなたが死んだ後
誰かがやってくれるのです 。
楽しくもないのに絶対に
あなたがやらなければならない仕事などありません。
全てをやり遂げることにこだわる限り
心の平和は訪れません。
幸せになりたいなら全てをやり遂げることを
目的とするのではなく
その1歩ずつの過程を楽しみながら
愛情のある暮らしを送る事を目的とすべきです。
一歩ずつ過程を楽しむ
というのが今この瞬間に生きるという
態度につながっていきます。
楽しくもないのにやるべきことを
してしまうのは不安があるからです。
不安を抱えることは将来起こるかもしれないことで
クヨクヨする事であって
今この瞬間を生きているとは言えません 。
今この瞬間の積み重ねから人生だから
今この瞬間を使って将来の心配をする事は
人生の貴重な時間をムダにしています。
人生とはこの瞬間の積み重ねなのです。
ジョン・レノンは言います。
人生は僕らが計画を練っていく間に過ぎていく。
今を楽しむ事でしか
楽しい人生は手に入りません。
楽しい人生を送るコツは今を楽しむ
これしかないのです。
人生とは日常がどうであるかで決まるのです。
人生=日常です。
つまり結婚するとか
社長になるという目標設定は間違いです。
将来どういう平凡な日常を過ごしたいのかというのを
目標にするのが正解なのです。
どんな日常を過ごしたいのかそれを目標にしましょう 。
なぜなら人生とはクライマックスの連続ではなく
日常の連続だからなのです。
人生とは日常の連続です。
目標を設定すること自体は悪い事ではありません 。
その目標を達成してから自分の本当の人生が始まるのだ
という思いが間違っているのです。
人生を来るべき本番の舞台稽古でも
あるかのように生きている人が多いのです。
目標に向かっている平凡の日常
つまり今こそが本当の人生です。
だから人生が楽しいかどうかは
目標に向かうパッとしない日常を
どのくらい楽しめるかにかかっているのです。
日常をどのくらい楽しめるかそれで人生は決まります。
急いで食べる朝ご飯、毎日の通勤
近所のスーパーへの買い出し
家族との何気ない会話。
これらこそが人生です。
夢のような生活を思い描いて
ワクワクしながら日々楽しく過ごす
これが上手に生きるコツです。
負の感情のコントロールの仕方
人の気分の落ち込みのほとんどが
小さい原因から生まれています。
その小さい原因から生まれたちょっとした
負の感情を自分自身で雪だるま式に
増やしてしまうのです。
しかし穏やかに生きている人は気分の落ち込みが
一過性であることをよく理解しており
対処法を心得ているのです 。
暗い気分になるのは人間の宿命で
正しい対処法は落ち込みに対して
抵抗したり戦ったりしない事です。
暗い気分になるのは仕方がないことなのです。
それを受け入れましょう 。
具体的な方法論としては
五感に集中する事
10回深呼吸をする事
瞑想する事などが上げられます。
暗い気分にならないように
するためには五感に集中する
10回深呼吸する
瞑想をする事です。
逆に暗い気分に対する間違った対処法は
真剣にとらえる事
原因を分析する事
脱出しようと努力する事なのです。
つまり暗い気分に思考の焦点を
当ててはいけないという事です。
パスカルは言います。
人の悩みのすべては1人きりで静かに部屋に座っていられない事から生じる。
このように負の感情は必ず生じるので
仕方ないものだが
なるべく生じさせないように
する方法もあるのです。
負の感情を掃除させないコツは
出来事は全て何かを教えようとしている
と考える事です。
出会う人々が何を
教えてくれようとしているのかを考えましょう 。
ノロノロ運転している車を見たら
何を教えてくれようとしているのだろうと考えます。
自分に対して攻撃してくる人間も
何を学ばせようとしているのだろうと
考えるのです。
そうすると相手の立場に同情をしたり
忍耐する事も学べるし
反面教師にもなります。
嫌な事があったら
何かを学ばせてくれるチャンスと
思ってプラスに受け止めましょう 。
順風満帆な人生だと成長できません。
辛い事があるから人は成長するのです。
今度嫌な出来事があったら
「やった 成長できるぞ!」
と考えてみましょう。
嫌な出来事は成長するチャンスです。
私の習慣
本の内容とは違うかもしれませんが
私のくよくよしない習慣を紹介します。
以前の私はなんでもクヨクヨしていました。
何年もして分かった事は
「クヨクヨしても
しなくても現状は変化なし」
だったのです。
そこで毎日悪い出来事は忘れ
良い出来事だけにフォーカスしました。
感謝ノートを書くようになりました。
1個でも良い事があると幸せなのです。
幸せな気持ちが
幸せな現実を作るのです。
最後に
世間で言われている幸せの形にとらわれずに
自分なりの幸せのカタチを探しましょう。
そうするとただ単に幸せな気持ちでいる事が
重要である事がわかると思います。
言い換えると穏やかな心でいる事が重要なのです。
クヨクヨせずに日常をただ穏やかな心で楽しく過ごす
これが上手な生き方です 。
とても面白い本なのでぜひ買って読んでみてください。